2004年11月のカルテ

  「ビビッてたまるか」 東ちづる著 双葉文庫
 女優の東ちづるさんの文庫本。彼女はスマートで才女なイメージだったが、この本を読んでずっこけた。なんと、東さんは「お笑い系」だった!!
読んで解る東ちづるワールド。面白い、面白い。抱腹絶倒間違い無し!




「からだのひみつ」 田口ランディ 寺門琢己著 新潮文庫
 インターネット作家として高名な田口ランディさんと、整体師として高名な寺門琢己さんの対談。
 自分の身体の事なのに、身体の事って案外知らないもんだって思わされました。寺門先生に一回、診て頂きたいですね(笑)。




  「ブラック・ジャックによろしく」10巻 コミック 佐藤秀峰著
 今のままの医療で良いのか?研修医の斉藤先生の目と行動を通して、現代医療の欠陥部分を明らかにしていく、人気コミック。一読の価値有りますよ♪



  「いまを生きる言葉 森のイスキアより」 佐藤初女著 講談社
 食べ物、生きていくには必要不可欠な物。でも、現代人は食生活を軽んじ過ぎているのではないでしょうか?
 お子さんと、ご主人と、一緒に手作りの食卓を囲んでいますか?
コンビニで買ってきたてんでばらばらのお弁当を黙々と食べたりしていませんよね?
 かつて、日本の食卓は、テーブルではなく「ちゃぶ台」と呼ばれるものでした。ご存知ですか?
 そう、サザエさん一家が囲んでいる、あの足折れ式の丸いテーブルです。
便利さと引き換えに、私たちは大切なものを失おうとしています。
大事な食事の時間、家族揃って食卓を囲む時間です。
一日にあった事、愉しかったこと、つまらなかったことを含めて、家族がどんな思いでその日を過ごしたのかを知る、大切なチャンス。
 どうか、「忙しさ」を理由に家族ばらばらな生活、改めてください。
塾通いも大切かも知れませんが、それ以上に大切なものは必ずあります。



  「人間の証明」 森村誠一 角川文庫
 「母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね。。。」
有名なこの詩の一節が事件の鍵を握るミステリー。1977年の角川文庫改訂版だそうだ。昔、確かに読んだのだが、どうしても細部が思い出せずについ、手にとってしまった。文庫でも結構厚い部類に入るだろう。
 しかし、その文章力はピカイチで、飽きさせずにぐいぐいと引っ張られてしまう。さすがの名作だ。


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